黒染加工とは、古くから行われている鉄の表面処理です。 鉄の表面をその美しい黒い色で染め上げることから、黒染加工という言葉で呼ばれています。 この黒染加工、化学的にはアルカリ処理によって鉄の表面に四三酸化鉄(Fe3O4)という酸化皮膜を作ることをいいます。 この皮膜は「酸化鉄」という名前が表すとおり「サビ」の一種です。 四三酸化鉄は一般的に「黒サビ」と言われるもので、通常の「赤サビ」とは異なり、非常に強固で、かつ安定した(=進行しない)状態を保つのが特徴です。 鉄の表面をこの皮膜で覆うことで、鉄の大敵である赤サビの発生を抑え、また、表面の見栄え品質を大幅に高めることができます。
by laboratory2003621
| 2015-10-03 23:36
| ロマン
| |||||
ファン申請 |
||